患者様のあらゆる要望にお応えできるのが審美歯科治療です。
虫歯は痛みが取れればいい、とりあえず治ればいい、というような通常の治療ではありません。
保険診療では使用できない高品質な歯科材・高度な技術など、総力を持って取り組む最新の歯科治療です。

審美歯科治療は院長の得意分野です。
職人気質の院長が自信を持って治療に取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。

本当の審美歯科治療とはは、エマージェンスプロファイル（歯と歯ぐきなどの歯周組織の調和）が施され、治療で入れた歯は天然歯と同等の自然感、生活感があり、健康で審美的な状態が長期間維持されることを言います。

それゆえに、治療で入れる歯にはミクロの単位の適合精度が要求されてきます。
治療に際しては、確実なプレパレーション（支台となる歯の調整）、精密な印象採得（歯型を採る）、歯科技工士さんへの重要な資料となる口腔内写真の撮影、などの作業が必要条件になってきます。

本当の審美歯科治療は一朝一夕という訳には行きません。時間もかかります。そのため、患者様、歯科医師、歯科技工士が三位一体となって取り組むことも大切です。
本当の審美歯科治療とはそういうものです。

審美歯科治療において、高い技術が必要とされるエマージェンスプロファイルの獲得は当院が最もこだわるところです。これは完璧を追求するプロとしてのこだわりであり、患者さんに最高の治療を提供したいという思いでもあります。

向かって右上の１・２本目の歯をセラミックスにした場合を例に、歯と歯ぐきが調和し周囲の歯と同化するまでの１年をご覧ください。

もちろん患者様にはとても喜んでいただきました＼(^○^)／

■ エマージェンスプロファイル獲得までの治療例

その他の審美歯科治療およびエマージェンスプロファイルに関する歯科診療ブログもご覧ください。

• 必要最小限のプレパレーションによる審美歯科治療
  プレパレーション：人工歯の土台形成のこと。削りすぎず、理にかなった形成が大切です。
• 審美歯科治療 − セラミックスによる治療
• 臼歯部３本のブリッジ — ハイブリッドセラミックス

最もポピュラーなのは、貴金属にセラミックス（陶材）を焼き付けた陶材焼付鋳造冠というもので、一般的に「メタルボンド」と呼ばれているものです。適合精度の点では現在でも最も優れています。

また、多少適合精度は劣りますが、金属を一切使わないジルコニアセラミックスやオールセラミックスという治療法もあります。
他には、セラミックスほどの審美性、生体親和性はなくとも、比較的安価なハイブリットセラミックスと呼ばれる材質があります。ハイブリットセラミックスは一昔前と比べて物性が著しく向上しましたから、昨今ではセラミックスに準ずる材質として注目されていますが、やや長期安定性の点で難があります。ただし、歯の詰め物などに用いる場合、セラミックスより効果を発揮することがありますので、症例に応じた選択というものが肝心になります。

また、セラミックス、ハイブリットセラミックス共に各種メーカーが存在しますが、メーカーによる差異はそれほど気にする必要はありません。
ここでは各材質の特徴を簡単にご案内します。

■ ジルコニアセラミックスクラウン

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★★	★★★★★	★★★★★	★★★★★

ジルコニアセラミックスクラウンは酸化ジルコニウムのフレームにセラミックスを焼き付けたクラウンです。

フレームの酸化ジルコニウムはセラミックスの一種で、優れた耐久性と強度からスペースシャトルの耐熱タイルなどに用いられています。
また、生体親和性にも優れており、人工関節として体内でも利用されている優れた素材です。

常態が白色個体であることから、強度と審美性、安全性を兼ね備えた最良の材質として用いられています。

■ オールセラミックスクラウン

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★★	★★★★★	★★★★	★★★★★

オールセラミックスクラウンは欧州で開発された最も高品質なセラミックス１００％の歯科修復材です。
透明感・自然感が抜群で美しさの評価が高く、世界中で最も使用されています。
金属アレルギーや長期的な歯の変色がないオールセラミックスクラウンですが、歯を削る量が若干多い・割れやすいといった欠点もあります。

とにかくきれいにしたい方、歯を大きく削った場合やラミネートベニアを適用できない方などに適しています。

■ メタルボンドクラウン

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★	★★★★	★★★★	★★★★

金属フレームにセラミックスを焼き付けたクラウンです。
透明感は若干劣りますが、長期間きれいな白い歯を保てるだけでなく、丈夫で耐久性に優れており、複数歯のブリッジにも安心して利用できます。
金属アレルギー対策として、ゴールド含有のバイオメタルフレームを使用することもできます。

ブリッジの方や歯を大きく削った場合などに適しています。

■ ハイブリッドセラミックスクラウン

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★	★★★	★★★	★★★★

セラミックスに微量のレジン（プラスチック）が混合された歯科修復材です。
セラミックスの透明感や自然感、レジンの軟らかさ併せ持ち、オールセラミックスより割れにくいのですが、長期的な変色があります。

高額になりがちな審美歯科治療の中では比較的安価で、その弾性から自然歯のような心地良い噛み心地を実感できます。
金属アレルギーに対するノンメタル治療や歯を大きく削った場合などに適しています。

■ オールセラミックスインレー

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★★	★★★★★	★★★	★★★★★

オールセラミックスインレーは欧州で開発された最も高品質なセラミックス１００％の歯科修復材です。
透明感・自然感が抜群で美しさの評価が高く、世界中で最も使用されています。
金属アレルギーや長期的な歯の変色がないオールセラミックスインレーですが、歯を削る量が若干多い・割れやすいといった欠点もあります。

■ ハイブリッドセラミックスインレー

治療できる歯	美しさ・自然観	白さの持続性	擦り減り・強度	身体への安全性
前歯・奥歯	★★★★	★★★	★★★	★★★★

セラミックスに微量のレジン（プラスチック）が混合された歯科修復材です。
セラミックスの透明感や自然感、レジンの軟らかさ併せ持ち、オールセラミックスより割れにくいのですが、長期的な変色があります。

高額になりがちな審美歯科治療の中では比較的安価で、その弾性から自然歯のような心地良い噛み心地を実感できます。
金属アレルギーに対するノンメタル治療や歯を大きく削った場合などに適しています。

ここでは当院の治療例、および審美歯科治療の流れを簡単にご案内致します。

■ セラミックスクラウンによる審美歯科治療

以下は「審美歯科治療の真骨頂」でも紹介したかぶせ物の症例写真です。
歯科医師と歯科技工士の各々に専門的な技術力があれば、ここまできれいに仕上げることができます。

• まず、歯を入れる前の前処置（歯周病治療や歯肉の整形、噛合わせの調整など）を必要に応じておこないます。

• その後、セラミックスの歯を入れるための支台歯の調整に入ります。

  この調整（プレパレーション）には、最終的に入れるセラミックスの歯の種類に応じて、どこをどのくらいの割合で調整しなければ理想的な解剖学的形態や美しい色調を獲得できないなどの規定があります。

  ですから、その材料に応じた調整を十分に行います。
  特に、唇側の歯肉に接する部分は、術後しばらくして歯肉が退縮したりすると、支台歯とセラミックスの歯との境界部が露出して歯肉が黒ずんで見えてきてしまいます。

  その対策として、歯肉上縁の位置から歯肉縁下に向けて１、５ｍｍ前後、支台歯を調整するようにします。この作業には熟練を要します。

• 次に、その調整の済んだ支台歯を細線再現性に優れた材料を用いて歯型を取ります。

  その際に前処置として、歯肉と接する部分の支台歯の状態をより明確にするために、歯肉と支台歯の間に圧排糸と呼ばれるものを入れて、一時的にその隙間を広げてあげます。

  そうすることによって、作製された石膏模型上での歯科技工士の作業はより明確となり、適合精度は飛躍的に向上します。

• さらに、歯科技工士には歯科用のデジタルカメラで撮影した症例の術前、術中の写真を何枚か添付します。これにより、石膏模型だけでは分からなかった周囲の歯の色調の状態や解剖学的特徴を歯科技工士に正確に伝えることができます。

このような過程を経て仕上がったセラミックスの人工歯は、歯と歯ぐきの調和、周囲の歯との同化が施され、長期間健康で美しい状態を維持することができます。

以下の症例写真も歯科医師と歯科技工士の専門的な技術力できれいに仕上げた一例です。

ハイブリッドセラミックスはセラミックス（陶材）とレジン（プラスチック）の混合材で、セラミックスの審美性とレジンのやわらかさを併せ持っています。
長期安定性ではセラミックスに多少劣りますが、強度と耐久性・審美性を持ち、より自然歯に近い硬さを再現することができます。

付け爪の要領で元の歯をほとんど削らずに白い歯（セラミックス、ハイブリット）を接着剤で貼り付けてしまう簡単な方法です。

術式自体が非常に簡単な反面、術後のトラブル（破折、脱落）の可能性があります。

ただし、この治療法も症例によっては高い効果を発揮することがありますので、私は審美歯科治療をおこなう上での選択肢の一つとして考えております。

例えば、ラミネートですきっ歯改善も考えられます

矯正するまでもない軽いすきっ歯であればラミネートも一つの選択肢です。
通院回数や治療費も軽く済ますことができます。